BALAブログ

旧制高校に関して

2011.02.04

旧制高校に関しては毀誉褒厖さまざまな見方がある。秦郁彦氏の『旧制高校物語』(文春新書)には、三浦朱門氏の「大日本帝国のぜいたく品」という評や、西尾幹二氏の「負けると分っている戦争を回避するための軍事学的知識や合理的計略の知力が大正教養主義に浮かれた旧制高校エリートの戦前の知識人に欠落していたことが許せない」などという意見が紹介されている。このような評価はさておき、旧制高校の教育のねらいがはっきりと花開いたのは、戦いに敗れた後の、国の存亡がかかっていたあの戦後の混乱と復興の時期にこそみられるように思えてならないのである。その事例をふたつ挙げる。

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